他力本願副隊長の
ワンポイント空手講座 四十八手

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副隊長のワンポイント空手講座  その48(手)

「覚醒」

中枢神経がどんだけはたらいているかを意味すること。
つまりどんだけ興奮するかということっす。
この覚醒が空手競技のパフォーマンスに動きや判断に影響が出ます。
しかし高ければエエというもんやなくて、個人の覚醒レベル(低・中・高)の中程がパフォーマンス(低・中・高)の最高が出すことが出来まして、覚醒のピーク(かなりの興奮状態)は逆にパフォーマンスが低くなるんすよ。
もう、張り切りすぎて、「空回りする」とか「気は張ってるのに体がついて来ない」など思い当たる事はあると思います。
逆に落ち付いてやったら、最高の動きができたとかということも思い当たることもあるでしょ?

 だからいつも中程に保てばエエというもんでもありま温泉。

競技の状況によっては複雑な判断や動きを必要とするとき、複雑な動きが必要無いときや最高のパワーがいるときがあります。
それぞれの最高のパフォーマンスを出すときの覚醒レベルはまた違うんですよ。
複雑な判断や動きをするときの覚醒レベルは低と中の間くらい。
複雑な動きが必要無いときや最高のパワーを必要とするときの覚醒レベルは中と高の間くらいがいいとされています。
それぞれの状況に応じて使い分ける必要があるんです。
もちろん個人差はありますので、各自で覚醒しやすいのか、しにくいのか、それとどういう状況が覚醒の高低なのかを知っておく方がいいでしょう。
副隊長のワンポイント空手講座   その47

「注意」
《名・自サ》自分の心を集中し、気をつけること。特に心をくばること。「―して見る」・留意。・《名・自サ》用心すること。警戒すること。「頭上―」「健康のため、たばこの吸いすぎに―しよう」・厳戒。・《名・他サ》気をつけるように戒めること。はたから用心をうながすこと。「―をうける」・忠告。忠言。苦言。

いろんな行動、動作するのに「注意」を払いますね。
例えば何気なしに道を歩いているとき。
「お金が落ちてないかなぁ・・・」とか、
「かわいい娘いねぇかなぁ」とか。
無意識でも注意をしています。
この「注意」には量があってどんな人でも容量が一定だそうです。
空手術の初心者と上級者も共に「注意」の容量は一緒だそうです。
例えば組手で中段蹴りを決めようとするとき、
初心者の場合、
技自体に向ける「注意」7:それ以外の「注意」3

上級者の場合、
技自体に向ける「注意」3:それ以外の「注意」7
といった具合でしょうか。
技の動作は、「イケメン副隊長のワンポイント空手講座  その46」で
説明しました通り、繰り返し練習しますと自動的に技が出せるようになるので、初心者ほど注意をしなくても良く、
それ以外の「注意」、距離だとか、下がられないようにどう出すかとか、今日は女のコはいね〜なぁ〜とか視野が広く見れ
余裕が初心者と比べて出てきます。
ですので、「注意」の量を有効に使えるように「技」を繰り返し練習しましょう。

副隊長はそれ以外の注意で女のコを探すが6:くらい占めているようで上達しません。

他の隊員にも何名か見られます。

「邪念」は上達を妨げてます。
副隊長のワンポイント空手講座  その46

「運動の上達」

空手術の初心者と上級者。
誰が見ても上級者の動きの方が素早く、強く、無駄の無い動きをします。
当然ですね。
長いことやってて進化せーへんのはおかしいんじゃ!

って暴力的なことは言わず、ここでは科学的に簡単解説を。
例えば右拳で上段を攻撃するとき、お頭から「右手出せ」「左足出せ」「記計係の女のコは見るな」などそれぞれの筋肉など動きに必要な器官に「神経」を伝って命令を出します。
仕組みは神経にも細胞があって「ニューロン」といい(1000億個以上ありまんねん。1000個置くんちゃいまっせ・・・ってもういいですね・・・)、アメーバのような形をしてまんねん。(http://www.metaco.co.jp/Cglib/06_shinkei/a-811/a-811.htm
そのニューロンが集まって樹状突起という枝みたいなところで結合してまんにゃけど、その結合部分を「シナプス」と言いまんねん。
「右手出せ」「左足出せ」「記計係の女のコは見るな」など命令を送る前のニューロンと、
「右手出せ」「左足出せ」「記計係の女のコは見るな」などを送ったニューロンは質が変わってまんねん。
同じことを繰り返すことによってニューロンに刺激を送られ、スムースに運動がしやすいよう自動的に「シナプス」が変化してくれまんねん。
お頭が「動け」と命令して動く中枢神経の回路は情報が伝達しやすいように、たえず変化を繰り返します。
繰り返せば、繰り返すほど「上手く動けるように」と意識することなく自動的に素早い動きができるようになりまんねん。
そやし練習によって、出来ない技が出来るようになっていくそうですわ。


副隊長は無意識に「記計係の女のコは見ろ」と指令出してたみたいなので、上達しませんでした・・・

他の隊員にも何名か見られます。

「邪念」は科学的に見ても上達を妨げているみたいです。
副隊長のワンポイント空手講座  その45

「道着の誕生」

昔、空手(当時は唐手)の専用稽古着はこれっと決まったものが無く、動きやすい格好で稽古していたそうです。
大正11年5月17日、日本本土ではじめて沖縄唐手術が富名腰義珍、儀間真謹の両氏によって紹介されたとき、富名腰氏が二人分の柔道衣に似たものを手縫いで作ったのが始まりみたいです。
帯は柔道の黒帯を締めてたそうです。

ところで柔道衣ですが柔術から講道館柔道ができて、現在のかたちになってるんですが、柔術が盛んになった江戸時代武士の普通着(袴も履いていた)で稽古をしていたらしいですが、寛政年間(1789〜1801)には木綿の厚手生地製が登場しました。
袴は付けず肘や膝が出ていました。
乱捕り稽古の時に激しい組合に服が耐えられないために考案されたみたいです。
まぁ、袴がないから下着で稽古という感じですが・・・
その後、講道館柔道が普及してくると、肘や膝が剥き出しでは負傷しやすいため、袖、裾が長くなったということみたいです
副隊長のワンポイント空手講座  その44

「流派の誕生」

もともと大きく分けて「首里手」「那覇手」「泊手」とスタイルの違いをそれぞれ呼んでいましたが、正式に「○○流」と名乗ったのが宮城長順先生が流祖の「剛柔流」だそうです。
大日本武徳会(明治28年に武術の作興と国民の士気を上げ、当時の武道の統一発展の目的で設立された団体で全国の武術の達人たちが結集した。昭和17年に新大日本武徳会になり、昭和21年解散)に空手を日本の武術と認めてもらおうと、沖縄から空手術の本土普及のため柔道の創始者嘉納治五郎の協力のもと達人たちが努力をいたしました。
当時はまだ段位は無く、称号(範士、教士のちに達士に変更、練士)を取得するところから始まり、登録の際に流派名を記載しなければならず、それぞれの思いで流派を名乗ったということです。
副隊長のワンポイント空手講座  その43

拳之大要八句  人心同天地

人心は天地に同じ。
生命のかけがえのない恵みを与えてくれる地球。
恵み豊かに穏やかで心地よいときもあれば、天地が乱れ生命が奪われるほど荒れるときもある。
人の心もそのようなときも輝く心境もあれば、荒れ狂ったり、どんよりしているときもある。
心が恵み豊かな大地が作れ乱れない様に、正しい秩序や真理を見つけ豊穣な心を身に付けたい。
その神秘に神の存在を知るかもしれません。
神=愛
愛を神に例え真理を学び追求していったのかも知れません。
拳の修行者も天地自然の道を理解し、精神、肉体、技術を身に付ける術を大自然の法則と調和、無我無心、心身統一させていこうという副隊長の解釈です。

もっといい解釈があったら教授願います。
副隊長のワンポイント空手講座  その42

「武芸十八般」
日本武術の種目で明時代の中国でこの呼称が言われはじめ江戸時代初め(1610年頃)に我が国に伝わりました。
剣術・居合術・短刀術・槍術・薙刀術・手裏剣術・鎖鎌術・杖術・棒術・弓術・馬術・柔術・砲術・十手術・捕縄術・三つ道具・忍術・水泳術。
正確な種目ではありませんけど、大体当時はこれらを武士は修行してたみたいですね。
今ほど治安が良くなかったでしょうから、お家を守るものとしたらあらゆる武術をこなす必要があったんでしょうね。
やはり素手の格闘技より武器を持つ格闘技の方が強いので、(もちろんそれぞれ訓練している者同士でのことですが)武器術もある程度稽古してたほうがいいかも知れません。

現代の武芸十八般の例

○塚副々隊長の場合
1、空手 2、酔拳 3、カポエィラ 4、木人拳 5、柔術(腕ひしぎ逆十字固めのみ) 6、コマンドサンボ(胴締めスリーパーのみ) 7、骨法(胴回し蹴りのみ) 8、エキサイティングイエロー・SR・コーズィー(盾の役目、サンドバック、犬追者) 9、サイ(所持してるだけ) 10、トンファー(注文中) 11、○半身(実力は未知数 たぶんタンパク) 12、筋肉バスター(子供のみ適応) 13、ライトサーベル(壊したくないから使用しない) 14、車(5人乗りだが1人乗りに改良。道具が散乱、本人曰く使い勝手をよくしてあるとのこと) 15、壱百萬ドルの笑顔(○○の奥様軍団のみ有効) 16、空気銃(殺傷能力0) 17、カッターナイフ(書類の整理、タマに指も切る) 18短気 

無理に書いて・・・とか言わないでね。
副隊長のワンポイント空手講座  その41

 「左坐右起」

正座のやり方です。
1、左足を半歩ほど引き退け、左膝を床に着ける
2、右足を引き退け、爪立てしながら、両膝に並べて床につける。
3、両足の爪立てを同時に伸ばす。
4、両足の親指を重ねる。
5、臀部が両かかとの上に乗るようにする。
6、坐った時の膝の間隔は拳2つ分とする。
7、立ち上がる時は先ず腰を上げる。
8、両膝を床に着けたまま両足先を爪立てする。
9、右足の膝を上げる。
10、そして左足の膝を床から離し立ち上がる。

こうして足をバタバタさせることなく立ち上がります。

武道は礼法から学ばなければなりません。
正座だけでも正確にできるようになりましょう。
副隊長のワンポイント空手講座  その40

 ちょこっとダイエット

冷たい水を飲むと体の体温が下がります。
体温が下がっても体は自動的にもとの体温まで戻してくれる。

ありがたいことです。

その時エネルギーを消費するからそれだけで体内運動になるそうです。

他にも基礎代謝が上がって普段の生活でのエネルギー消費量が上がるし便秘解消も期待できるということです。

だからって、一度にガブガブ飲み過ぎないように。
副隊長のワンポイント空手講座  その39

ちょこっと壱百零八

現在形試合で最もポピュラーに演武されている壱百零八。
108の手があるからこの名前があるそうですが、今の壱百零八は108無いと、いろいろ空手のことを研究されている方がおっしゃっておられます。
理由として、
◆元々壱百零八は3部作で合わせて108の手があり、東恩納寛量先生が中国で修行され弟子にはその内の1部だけ伝え、途中でお亡くなり失伝してしまった・・・という説。
◆壱百零八は東恩納寛量先生が習う前に琉球には存在しており、当時は108手あったけど、時と共に簡略化されてしまい108手では無くなった・・・という説。

他にも説はあるかもしれませんが、あとは知りません。
事実は何処に・・・
副隊長のワンポイント空手講座 その38

「副隊長のトレビアの水溜り」

剛柔流の流祖、宮城長順先生(1888〜1953那覇市生)の家はかなりの資産家で、当時の資産は現在の価値に直すと十億円以上あったらしい。

10円、置くんとちゃいまっせっ。
十億円です。

宮城先生はその資産を20年かけて使い果たした・・・


ほとんどは空手道の普及の為だということです。
毎年、ハワイ、中国、本土と、研究や普及で沖縄に腰を落ち付ける事無く活動されていました。

現在は大きな流派として宮城先生の剛柔流は発展し続けています。
副隊長のワンポイント空手講座  その37

37年前の空手の本に載ってた蹴りのコツ。

@ スピード 
A 膝のかいこみとばねの活用、遠きも、上にも、近くも蹴れる様にする。
B 立ち足は延びきらずやや曲がった状態にてしっかりしていて、連続蹴りができること。
C 上体は常に構えの姿勢にて蹴ること。後蹴りの時も上半身を前傾させる事なく蹴れる様にする。
D 必要に応じて、上体を傾斜させる時も、攻撃方向に対しての、ふんばりを忘れない様にする。
E 蹴り終わってからの引き足を早く出来るようにする。
F 蹴り終わってから自分の思う方向に転身する事が出来るようにする。
G 以上行う間、腰の高低が起らない様にする。(体が浮かない様にする。)

皆さん全部足りないなぁって思ってられることと思いますが、(足が短いのはどうにもなりませんが)
当てる威力ばかり重視して、当てた後素早く構えに戻ることを疎かにしてる方が多いですね。
構え→技→構え、以上のことを行って技です。
一つも欠くことなく稽古しましょう。


37回に因んで37年前の本から講座に引用、そして副ちゃんもうすぐ37歳。
副ちゃんって言ってる場合やないんやけどなぁ・・
副隊長のワンポイント空手講座  その36

空手と拳闘(ボクシング)

空手を稽古して少し攻防の術をおぼえると、拳闘との仕合を問題にしたがるものであるが、空手の方がよほど割りが悪いから、それはやらぬ方がよい。
何故といふに、空手は手でも足でも自由自在に使ふところにその価値があるのに、拳闘との立合ひになると、すべて拳闘の規則でしばられることになるから、空手としてほんとの實力を發揮することは出来ない。研究のためにどうしても拳闘と立合ひをして見たいと思ふ人は前以て幾度か其のための特別な練習が必要である。何の経験も練習もなしに空手を知つて居るからとて、拳闘と立合ひをすべきでない。これはよく心得て居ないと、思はぬ不覚を取るであらう。拳闘の規則にあかまひなしに、単に實力の争ひといふ事になねば、また別の問題になる。
 空手は手足の自由な活動が生命である。それを慣れもせぬ規則で束縛されての他流仕合は、先づやらぬがよい。

実戦唐手家と言われた本部朝基が語ったことです。
何を思われますか?
拳闘との試合なんてありえへんわってなことですか?
自分自身が拳闘との試合をやったらどうなるかなってことですか?
実力のぶつかり合いになったらどうするかとのことですか?
もしそうなったら、対処できる自信があるかなってことですか?
実戦になったら、試合みたいに前拳突くんやろか?
しかし、寸止めしかしてないからなぁってな心配ごとでしょうか?

副隊長は拳闘の規則の中での空手ではなく、規則のある空手しかしてないことへの不安が大きくなったことです。
実力が無いから、怖いからこうなるんですね。
この日放送の「エースを狙え」で、宗方コーチがひろみに言ってましたね。
誰でも、怖い。
だから練習するんだって。

こう思ってもできません。
人間ってある環境にいないときはある環境の努力なんてしませんもんね。
副隊長のワンポイント空手講座  その35

「空手」が「唐手」と読んでいた昭和初期の日本本土に空手が上陸した当初まで道着は無く、忘年会のちょっと・おかシ○状態、つまり上半身裸で稽古をしていたそうです。
理由は筋肉の締め方や動きを細かく指導する為だそうです。
今の道着のようにゆったりしていたら、「体を締めろっ!」という事とかは言葉で表現するのは難しいですもんね。

伏見道場でも取り入れようかと思います。
「若い」女性が入門したらね。

本気にしないように!
副隊長のワンポイント空手講座  その34

「蘇生術」

仮死状態の者をあお向けにさせ胸腹部を両手で数回撫で下ろし空気をからだに充満させる。
そして後頭部から仮死者を体半分起こし、施行者の右膝を患者の脊椎11節に押し当て、左膝はひざまづき、患者の頭部を前方に垂れないように施術者の鎖骨部分で支え、左右の手は臍下とその両側それぞれ3センチくらいのところで指を組む。
組んだ指の小指側から内、並び上の方へ圧を加える。
加えた瞬間すぐに、圧を解き緩める。
必ず誠心誠意に神のご加護を祈り集中して臨まなければならない。


副隊長はこういう場面に遭遇したらすぐに救急車を呼びます。
副隊長のワンポイント空手講座  その33

「鞭身」

ムチミと読みます。
辛いイメージがありますか?
それとも○ゾ?

これはっスねぇ、那覇手の突き技極意的技法といわれているモノでして、
突きのとき肩を沈め、脇腹を滑らすように真っ直ぐに突き出し、呼吸を正しく丹田からの力を背筋→肩→肘→拳へと伝え、当たった瞬間に八分に戻す技法。
力がうねるように関節のそれぞれパワーを足していくということです。
まぁ、突きの基本ですので「完成」に近づけるようにたくさん突きましょう。

1日1000本です。
副隊長のワンポイント空手講座  その32

その31で述べたことで組手競技は護身術として無意味のような表現を取られかねないことを打ちましたが、決して無意味ではありませんよ。
もちろん、空手ウーマン&ジェントルマンはご承知のとこだと思います。
スピード、姿勢、気迫、攻撃部位に正確に当てる、残心、悪意の無い集中力など攻撃に関して必要なことばかりです。
競技ですので、怪我が無いようにすることは当然です。
実戦は実戦で最大の力が急所に決まればいいのですから。
だからといって、大怪我さすと法律で不利になりますから戦いは避けてください。
戦いの究極の勝ち方は戦わずして勝つ事だと思います。
如何なる状況でも心は乱れる事無く、常に安定、平静に保ち変化しないことを心掛けるべきでしょう。
仕方なく争いになった場合、又はなりそうな場合このような心構え、「不動心」でいることですね。
しかし「不動心」は動かない心で無く、何時如何なる場合でも即応できる意味だと思います。
如何に争いを避け何事も無かったように、自身が一歩引いて争いを避けるようにするか?
争いになってしまった、どのように護身するか?
など冷静に、素早く、慌てず、なるべく正確に対処できるようになることを心掛けるべきだと思います。
副隊長のワンポイント空手講座  その31

空手術は護身術です。
敵を挫き、凶暴を制し、安寧生存を確保する武術です。
ただ今ほとんどの方が競技中心に稽古されていると思います。
組手競技は強い者を決める競技ですが、禁止行為が多いですね。
攻撃してはいけないところ、急所は怪我をさせるから禁止技になってます。
組手競技練習では「いけないこと」として練習しません。

いざというとき、大丈夫ですか?

直接打撃競技の団体といえどもルールがありますから、「喧嘩慣れ」している相手と、もしも1戦交えることになったら、どうなるかわかりません。
「しまったっ!」が命取りになります。
どんなに強者でも殺されるかもわかりません。

もっと真剣に形に取り組んでください。
護身技の宝庫です。
形を練習しているときは、仮想相手はあなたを倒しに来る、命を奪われるかもしれないと思い、
生きるか死ぬかの境地で取り組んでください。
平和な世の中ではピンと来ないでしょう。
副隊長もそうですが、ほとんどの方が「競技」「スポーツ」として形を討ってますよ。
それだと、本当に「踊り」です。
戦いです。
意識しないでも気迫も気合も出ます。
自然にそうなるはずです。

空手術は、我が身を守る「護身術」です。
副隊長のありがとう(まだいうか)ワンポイント空手講座  その30

「何事も打ち忘れたり、ひたすらに 武の島さして、漕ぐがたのしき」
摩文仁賢和先生の修業感です。
僅かながら解ってきました。
何でも夢中になって打ちこむと、このようにゴールは遠くても面白いものなんですね。
「空手講座番外編」〜副隊長の国体経験談〜

副隊長は一度だけ形で出場したことがあります。
情けない成績でしたが、一流選手が集う大会は憧れでした。
出場が決まったときは、正直浮かれました。
宗家先生に国体直前まで妥協無く、形を教えていただいて「形」の奥深さに目覚め始めました。
空手の入り口がようやく見えたような気がしました。
焦りました。
これから、空手をやるんだなぁ、俺は・・・
今思えば、この時から空手に目栄えたんでしょう。
しかし、その時から目覚めても遅し。
会場に着くや否や、「何てことに来たんやっ! わしの来るところやない!」
しかし、副隊長はとにかく一流を見ておこう、何か盗んで帰ろうと会場の外には出ずに試合と練習を見て回りました。
すっごい勉強になりました。
力の差はありましたよ、もちろん。
しかし、腐りませんでした。
次はもっと実力を付けて戻るでぇ!って自分に誓いました。
まだ戻ってません。
が、
まだ諦めていません。
もう歳です。
が、やれるところまでやる!と決めました。
自分ではもう出られないだろうなって感じてます。
しかしまだまだ、空手で知らないことが多すぎます。
新しいことを発見する度、練習するとまだイケるかなってうぬぼれ思ってしまいますのでつい試合に出てしまいます。
いろいろ経験することにより、「生きる道」と「空手道」と重ねることが多いです。
今はそれが楽しいんです。
まだまだ未熟ですが新しい経験や、発見で僅かながらでも勉強できるのが楽しいんです。
副隊長のありがとうワンポイント空手講座  その29

「スランプ」

心身の調子が一時的におちてふるわなくなること。
また、仕事などが一時的に行きづまり、順調に進まなくなること。

空手に限らずスランプに陥ることはもちろんあることだと思います。
辛いことです。
しかし、スランプは才能の一つだと考えてます。
神様が与えてくれるありがたい試練だと思います。
進歩する兆候です。
克服したとき、自分が大きくなったと感じてしまうほど成長いたします。
腐らず、焦らず、諦めずに頑張る。
成長しないなぁと思ったときは、空手ならとにかく稽古に励む。
精一杯、力一杯に。
一つの事に。
克服できて大きくなったとき、本当の自分の力はこれなんだと実感できてまた前に進めます。
まだ大きくなれる力の可能性を見付け、また前に進めます。
副隊長ワンポイント空手講座  その28

糸東流流祖、摩文仁賢和先生は元警察官であり、10年近く刑事をされていたそうです。
副隊長のワンポイント空手講座 その27

「突きの威力のいくつかの目安」

いくら、一人で空突きをしててもこの突きの威力は?って思うことはないでしょうか?
最近副隊長は無いんですが。
いろんな道場でタマに稽古しますが、
1、新聞紙1ページを上部2箇所だけをパートナーにしっかり掴んでもらうか、ハンガーか何かと洗濯バサミなどで挟み、
新聞紙中心部に突きを放ち、突いた個所を破り突き抜く。

2、粗品でよくいただくタオルを上記の新聞紙のように掴んでもらい、中心部を突く。
威力が無ければ、拳はタオルに包まれるようになってしまうが、威力があると突いた個所は少々凹むが、ぶら下がった形のまま突いた方向に弾かれる。

3、太い目のろうそくの炎に2〜3センチのところに寸止めで突き、炎を消す。
  軽く消せる様になったら、寸止めの距離を遠くする。

1,2,3、がこなせれば大体突きの威力は良いものと思っていただければいいと思います。
できない間はかなり力が入ってしまい、肩など痛くなるところが出てきます。
そしてそれが悪い力の入れ方だと気付き、余分に力を入れなくなって1,2,3が出来るようになっていくでしょう。
サンドバックや巻き藁も非常に重要ですが、1,2,3も姿勢や力の入れ方、突きの速さを伸ばす点で重要です。
副隊長のワンポイント空手講座 その26

「基本稽古」

基本稽古は試合を思いきってやるために、体中各部分を全力で使い、紙一重で相手に当たることなく止められる様になるまで訓練するのが目的です。
これが行うことができなければ、正しい間合い、呼吸が体得できず、中途半端な組手や形になってしまうでしょう。
少なくとも、攻防に使う部分を1日200〜1000回くらい常に鍛錬することが必要です。
昔の武士が剣の素振りで下駄の歯が土に入るまでやるように。
一に稽古、二に稽古、三に恵子で、四に慶子ってアホなこと言わず、1日たりとも休むことはならない。
禅宗で坐禅を1日たりとも怠るべきではない!と同じように。
心の鍛錬を併せ行い、技の丹熟と一つになるよう心掛ける。
競技もいいですが、護身術である本来の「空手」を忘れずに。
副隊長の電池切れワンポイント空手講座 その25

「筋をつくメカニズム」

親衛隊員は菌ですが、筋を鍛える運動すると筋は増強します。
筋に過負荷がかかると、筋繊維は微細に損傷し、そして修復されます。
この損傷と修復を繰り返すことによって、筋は次第に太くなると考えられています。
個人差はありますが、一般的には筋断面積に比例して筋力がアップします。
しかし、とくに筋力鍛錬を開始した直後は筋が太くなる以上に筋力がアップします。
これは筋をコントロールする神経系の機能が良くなり、効率的に力を出せるようになったためだそうです。
筋細胞の源は、紡錘状の形をした、核を一つしか持たない未熟な筋細胞です。
それが融合して、成熟した多くの核を持つ細長い繊維状の筋細胞に成長していきます。
そのとき融合しそこねた筋芽細胞を筋衛星細胞といいます。
成人の場合、筋衛星細胞は普段何のはたらきもしていません。
しかし、鍛錬によって刺激されたり、怪我をしたとき、筋衛星細胞が新しい筋繊維になるらしいです。
そこまでになるのは時間がかかります。
また、筋繊維と筋繊維のすきまなどを埋めている結合組織の肥大も筋肥大に関与してるそうです。
筋が成長するには、傷を修復する時間が必要です。
長期間休息をとらずに筋を酷使し続けると「オーバーワーク症候群」に陥り、筋を衰えさせてしまいます。
鍛錬のあとには充分な休息が必要です。

しかし、親衛隊員は常に鍛えるべしっ!
ホンマに「筋」が「菌」になるぞっ!

だから親衛隊かもしれませんが。
副隊長のワンポイント空手講座  その24

「危険な裏技」
メール送信相手の携帯を強制的に電話をかけさせてしまう技。
ドコモ限定ですが、タグを使ったらメール開いた瞬間、勝手に電話をかけさせてしまうらしいです。
サイトで文字が点滅していたり、左右に動いたりしてるのは、タグを使用しているということで、
例えば文字色(例えば赤色)とタグを切れば「文字色」のところが赤色で表示されます。
こんな感じで、<○○○ ○○○="○○○-○○○:かけたい電話番号>とタグを切れば、その瞬間、
その携帯は指定された電話番号へ勝手に電話をかけてしまうそうです。
タグを利用するには各機種の開始タグも必要らしいです。

○○○を含め開始タグは教えませんけど。

但し、P系や504シリーズはタグが使えないように対策済みらしいので、505シリーズもダメでしょうね。

稽古サボってばっかりいる人へ、連絡している人が、催促の電話代がバカにならないとお嘆きの場合には
便利かも知れません。
少し前のケータイを持ってる人限定ですね。

ホンマに危険ですねぇ・・・
副隊長のワンポイント空手講座  その23

「空手の名称」

以前、空手が琉球で誕生したとき、その格闘術と「手」(ティー)と呼ばれてたことはここで打ちました。
空手の空は「無」、手は「有」。
空手自身の体を体得するということは、「有即無、無即有」の考えかたの兵法、臨機応変の機知がはたらくようにすることからきたという意味があるそうです。
有を攻、無を防、逆に有を防、無を攻に置きかえると攻防一体の技を修得していたら、簡単に兵法の機知が身に付くといいます。
糸東流流祖摩文仁賢和先生の著書に空手のことを「攻防拳法」と出しておられましたところから察するに、
「有即無、無即有」は考えられるかも知れません。


天空にふたつの極星あり
すなわち北斗と南斗

森羅万象
二極一対
男と女
陰と陽
仁王像の阿と吽

暗殺拳しかり
北斗神拳と南斗聖拳!!
副隊長のワンポイント空手講座  その22

日本の空手界で初めて段位を認定させたのが大正13年4月だそうです。
船越義珍という人が認定され、徳田、秋葉、清水、大塚、広瀬、粕谷、儀間などという方々らしいです。
当時の免除料は5円で、その頃の月給の平均が50円程度だそうで、安くはなかったみたいですね。
船越義珍という人は、後の松涛館流を作られた方で、大正11年に本州で初めて唐手術の指導をされた方だそうです。
東京水道橋の沖縄県人学生寮「明正塾」というところでした。
そのときの受講者は、講道館(柔道)の高段者と警視庁の武術教師の人達だったそうです。
後に当時大相撲の横綱である大錦や大関の福柳(現役中フグ中毒で亡くなったそうな)が入門を希望したらしいです。
副隊長のワンポイント空手講座 その21

バッサイダイや十手の構えで右手の拳を左手で包みますが、
拳を悪にたとえ、掌を善の意味とし、悪を包むと言う意味があるそうです。
悪を抑えて善を進めるという平和主義の意味があるそうです。
副隊長の、もう飽きたと言わないで!ワンポイント空手講座 その20

「道場」
釈迦が成道した土地の名前で仏教からきた言葉。
仏門に入った人々は仏道を修める場所を道場と呼び、それが転じて武術など修行をする場所を道場と呼ぶようになったとか。
「道」を通じて下記の心掛けや、心技を練り正しい道理や義理を修める神聖な場所が道場。

1、道場の神聖さを保ち、雰囲気に親しむように心がける。
2、迷いや動揺を去り、目的に心を統一するように心がける。
3、理解や経験を深めるため、真剣になるように心がける。
4、慎み深い謙虚な気持ちで、動作を行うよう心がける。
5、傲慢な振舞いをし、他人を不快にしないように心がける。
6、自他を軽侮する言葉や、行動を慎むように心がける。
7、装りを端正にして、心の隙を与えぬ様に心がける。
8、思慮判断を正し、軽挙妄動をさけるように心がける。
9、寛容な気持ちで、他人の意見を受け入れるよう心がける。
10、真、善、美に対する情操を高めるように心がける。

以上のことを心がけるということは、どんな場所でも道場になるということでもあります。
心身を共に成長するようにしましょう。

親衛隊は成長が止まってますが・・・
副隊長のワンポイント空手講座 その19

「礼」

「さつ」ではありません。
「れい」です。

道場において常に礼を守らなければなりません。
もちろん、道場の外においてもです。
礼とは秩序を守り、出所進退を誤らず、他を損なわず、他人のことばで相手をひっかけ、応じさせるようにしむけるのを受けない様にし、自分自身の心を平常無心に保つことを意味します。
また、平常心の確認も心掛けるようにするようにします。
副隊長のワンポイント空手講座 その18

「兵法の極意」

戦は仕掛けてはならぬ、相手の仕掛けを待て、進んで戦うより退いて守れ。
このことばを守るなら進んでも進んだと見えず。
腕をふるってもふるったと見えず。
敵を侮ること、これほど大きな過誤はない。
敵を侮り、進んで戦を仕掛ける者はすでに道を失って居る。

空手に先手なし、という言葉があります。
たしかに形は受けから技に入りますが、空手に先手なしという言葉は技のことではなく、心のことをいっています。
自ら争いを仕掛ける、又は争いの場を作る。
これらのことをするなということ。

戦争を見ればわかりますよね。

争いことが起きようとしたときは、争いを避ける。
避けることが出来なければ、戦わないで勝つように考える。
勝つことは、争うもの同士が勝つようにすること。
どちらも傷つくことが無いようにすること。

何事も無かったようにすること。

そして絆ができるようにすること。


う〜っ寒かったですか?

すんまそんm(_,_)m
副隊長のワンポイント空手講座  その17

「公認称号」

財団法人全日本空手道連盟公認の段位の他に称号というものがあります。
連盟の普及発展のために功績があった人に贈る目的で作られました。
受審者の資格基準は下記の通りです。

錬士・・・五段以上取得後1年以上で、地区審判員、文部科学大臣認定、地域スポーツ指導員C級(又は競技力向上指導者C級)全空連3級資格審査員以上の資格を持ち40歳以上で、指導者として功績のある人。

教士・・・六段以上取得後2年以上で、錬士取得後1年以上、全国審判員、文部科学大臣認定、地域スポーツ指導員B級(又は競技力向上指導者C級)全空連3級資格審査員以上で、50歳以上、指導者として功績があって技能識見を備わっていること。

範士・・・八段以上取得後3年以上で、教士取得後1年以上、全国審判員、文部科学大臣認定、地域スポーツ指導員A級(又は競技力向上指導者B級)全空連2級資格審査員以上で、60歳以上、指導者として、あらゆることについて範たること。

ということです。

難しい・・・
副隊長のワンポイント空手講座 その16

「公認段位」

草野派糸東流に空手のことをこれだけお勉強しました、実力がありますという証しに段位があります。
他の流派にもそれぞれ段位があります。
いろいろな流派が日本の空手道に統一的な秩序をもたらすことを目的に結成された、財団法人全日本空手道連盟が
一定の実力を示すために公認の段位を設けております。
段位は初段から10段までで、初段から8段は試験制度、9段10段は特別推薦制度となっています。
この公認段位を保持してますと、公式審判員など、技術資格を取得することができます。

受審者資格基準は、
初段   1級取得者     満16歳以上
二段   初段取得者     満16歳以上
三段   二段取得者     満18歳以上
四段   三段取得後2年以上 満23歳以上
五段   四段取得後3年以上 満26歳以上
六段   五段取得後5年以上 満36歳以上
七段   六段取得後6年以上 満43歳以上
八段   七段取得後7年以上 満50歳以上
九段   八段取得後9年以上 満70歳以上
十段   九段取得後10年以上 

となっております。
審査課題ですが、
初段から三段は、形、組手を行い、
四段、五段は形(指定形と自由形)2つに組手を行い、
六段は形(指定形、自由形)2つと行い、
七段、八段は形2つを行います。

現在、三段までは草野派の特別審査会時に受審することができます。(各都道府県連盟の規定でいろいろですが)
四段から、年1回試験会場にて審査を行います。
審査基準はキチンと課題ができていれば、合格なのですが、四段は100人受審したら約20人くらい合格してて、
五段だと100人受審したら約15人、といった具合に高段になるほど難しくなります。
八段になると、合格者が0人という年は珍しくないほど難航不落です。

皆様も十段目指して頑張って修行しましょう。
副隊長のワンポイント空手講座 その15

「隙」

心の隙・・・うっかりしていること。
1つのことだけに気を取られ全体に対して心をくばることができない状態でいること。
心に隙が無ければ「構え」にも「動作」にも隙が生じないはず。
心を充実させ、足先から頭の天辺まで注意を払い気魄を持って立ち向かうこと。

動作の隙・・・対峙中の動作、相手の攻撃を防ごうととする動作、攻撃する時の動作、攻撃したあとの動作、いろんな動作をの時不充分な状態を作らないようにしなければならない。
十分な気合、正確ですばやい動作、攻撃したあとの気構えを重視する。
隙を作らず、つけ込まれない。
逆に相手の隙を見つけて機敏に攻撃ができるように稽古を積み重ねましょう。

とある門下生さん、ありがとです。
ある意味第1回も重要です。
また路線を戻そうかと思っています。

一門火星さん、残念でした。
相手の方がたくさん稽古をしているという結果だと思います。
相手が毎日1時間稽古をしていたら、一門下生さんは2時間稽古をする。
相手が毎日2時間稽古をしていたら、一門下生さんは4時間稽古をする。
相手が濃い内容の稽古をいていたら、一門下生さんはもっと濃い内容で稽古する。
相手が毎日突きを100本突いてたら、一門下生さんは200本突く。
これらのことをこなすのは難しいです。
しかし、勝ちたい、強くなりたいならこなしてください。
日々の練習あるのみです。
でも楽しんでやってください。
筋肉の疲労も楽しんでください。
呼吸が激しくなるのも楽しんでください。
その後の休憩ですべて楽になるのも楽しんでください。

一つのことに打ちこむことを楽しんでください。



過去の文章、やっぱりおかしいところがありますねぇ・・・

反省・・・(いろいろと)
副隊長のワンポイント空手講座 つづき

誕生当初の空手は技・業・術・射手・攻め手・守り手など術技を総称する意味を「手(ティー)」と言われ那覇や首里など地域的に行われていた空手を「那覇手(ナーハディー)」や「首里手(スイディー)」と呼んでいたそうな。
それぞれ区別して呼んでいたのは那覇手は重厚堅固の術技に対し、首里手は軽捷迅速の術技であるため対象的な特徴を持っていたためでしょう。
空手の型の名前がほとんど中国の音読みによる名称であり尚穆王の琉球に渡来した中国の武官で型を伝えた「クーシャンクー(公想君)」や「ワンシュー」という人達の名前が型の名前になっているところから空手は中国拳法から沖縄人の体格にあうように研究、進化してきた。
空手は特に拳を握っての術技が多く、いろんな手業と駆使する中国拳法とは異なる。
また、当時中国拳法のことを「唐手」と呼んでいて、「那覇手」や「首里手」と違うということが禁武政策から身を守るために命を守る実戦型に中国拳法の長所をとって独特の内容に仕上げて作ったという。
そして今から130年くらい前の時代まで、いろんな特徴の術技をもった流派が誕生し近代空手の礎となる、糸州安垣や東恩納寛裕など(くわしい拳豪は水 凛々と まで)が世に出てくる様になりました。
副隊長のワンポイント空手講座 その14

「空手の誕生」 

今からおよそ500年前琉球は北山、中山、南山の三城にわかれて、まさに三山鼎立の群雄割拠の時代であったが中山城主の尚巴志が武力をもってこれを統一した。
その後尚巴志の後裔にあたる尚真王は、文治立国の政策のもとに武器の使用を禁止し全島にそれを強制した。
そこで護身の手段をもたない士族や庶民のなかには、ひそかに徒手空拳の術技を修めるものがでてきた。
さらに今からだいたい380年前の慶長14年、薩摩の藩主島津義久が琉球を征討を行って以来、武器の製作を禁止し所持することを法度したので、琉球の人々は全く無抵抗の状態におかれた。
二度にわたるこのような、禁武政策がかえって幸いして、琉球の人々は自己の安全と同族の保全のために、門外不出のうちに密かに空手の研究をするようになった。
副隊長のワンポイント空手講座 その13

型は生き物。

空手の型は生き物であります。
演武者の理解と鍛錬の程度を黙って一言の文句も言はず観る人の目に映写して見せます。
理解のない人がやると型はいやな顔をします。
きたえてない人がやると型はしほれた顔をします。
然し十分理解があり鍛錬した人がやると型の霊はその人にのりうつつて、ピチ〜と活きて動き出します。
型が喜んで溌剌たる顔してゐるのがよく目に観えます。
空手の型は生き物です。
生きた霊あるものです。
演武者の鍛錬理解熱心の程度に応じてその精神や肉体に感応し、功徳を興へるのであります。
故に空手の型はおぼえて居るだけでは何の役にも立たず、絶えず演武を続けてその功徳を我が身に体得しなければなりません。
五年、十年、二十年三十年と朝夕に体系を体得すれば、無病息災延命長寿、その霊験のあらたかなることは申すまでもありません。

以上、摩文仁賢和先生の言葉でした。
副隊長のワンポイント空手講座 その12

目付け

遠い山を望み見るような気持ちで相手を広く見ること。
相手の1箇所だけ目を注がず、体全体を広く見て全体の静動を見守る。
全体を見ながら相手の一点に注意し、一点の動きに注意しながら体全体の動きを捕らえるようにする。
みるは「観」と「見」があり、
「観」は心の目で見ること。
「見」は肉眼で見ること。
この両方の「みる」で常に相手を「みる」。
目で見る動きと共に、心の「眼」で見る「観」るで相手の心底にある動きを察知するように心掛ける。
副隊長のワンポイント空手講座 その11

※前回ワンポイント空手講座の「講座」が「口座」になってたことをお詫びします。

那覇手の形
1、三戦
2、十三
3、三十六
4、壱百零八
5、制援戦
6、四壮戦
7、来路乱破
8、十八
9、砕破
10、転掌
11、撃砕 初・弐

5はセイエンチンで、7は、クルルンファでおま。

那覇手は気孔に隋つて技を粘りに導く。
その動作は引用の手法を使い、動きは重厚に運び、円滑にして流動性を旨とする。
その法は引用剛柔の理をもって為す。
「用意運身、剛柔相済」
技は意息に隋って運び、剛と柔を相助ける。
要するに呼吸法の8大原則、陰陽、虚実、静動、分合を基礎に置き、剛柔をなす内功法である。
てなことですって。
副隊長のワンポイント空手口座 その10

三戦立ち

空手道の修行は三戦で始まり三戦で終ると言われてるらしく、基本中の基本です。
脊椎を伸ばし臍下丹田(大体臍の下あたり)に力を集中し、前身の筋肉を締め、力強い丹田呼吸法(息吹き)と適合し、身体を練り上げる。
そうすることにより、気力が充実、気・息・体を整え、空手道本質である内面の確立を計ることができます。
実戦向きの動きやないですが、肉体の鍛錬が主な目的みたいなところがありますね。
副隊長のワンポイント空手講座! その9

空手の起源は200年前みたいですが、空手のベースになった中国拳法(てっつぁんの十八番)の起源ですが、今から5千年前に、支那上代の黄帝(ユンケルではありません)が蚩尤(しゆう)という人が天下統一したとき「漢書」にすでに中国拳法らしい術技が使用されていたと記述しています。
蚩尤という人は支那の古い伝説の中の人であるので、事実かどうか明確ではないけど今の中国拳法は黄帝時代に前後して術技としてある程度の形態を持つようになって拳法らしくなったらしいです。

てっつぁんの歴史は古い・・・
副隊長のいつのまにか真面目になってしまったワンポイント空手講座 その8!

屋良親雲上(1816〜?)
こう書いてヤラベーチンと読みます。
首里出身で後に北谷村に移り住んだ泊手の先人です。
首里在住時に松村宗棍という首里手の先人から武術を教わり、後に北谷村に住んでいることから
「北谷屋良」という異名で知られていったそうです。
この方の型で首里に伝わった最も原型に近い形「北谷屋良の公相君」というものを持っておられて
今に伝えられています。

北谷と書いて「チャタン」
北谷屋良と書いて「チャタンヤラ」

そうです、今やいろんな試合で糸東流の選手に大流行りのチャタンヤラクーサンクーを作られた人が
屋良親雲上という人です。

それにしても、この形で有名になった横山選手の形は素晴らしかった。
副隊長のワンポイント空手講座 その7

泊手の形

公相君
汪楫
王冠
鎮闘
パッサイ
ローハイ
アーナンク
五十四歩
ナイファンチン初、弐、参
平安初、弐、参、四、五

セイシャンもあるらしいです。
形の種類が和道流に近い感じがします。
ちなみに和道流は大塚博紀先生という方が創始されたもので、富名越義珍先生、
糸東流の摩文仁賢和先生に師事されたということで首里手系統の流派ということです。
はい。

泊手は照屋規箴、宗久嘉隆という泊村出身の人から泊手としての歴史が始まっているみたいです。
元々二人にも師匠がいるのですが、誰かは伝えられていないみたいです。
副隊長のワンポイント空手講座 その6

首里手の形


汪楫 
鎮定 
王冠(松風) 
公相君、大・小 
内畔戦、初・弐・参 
古式パッサイ 
松村のパッサイ 
糸洲のパッサイ、大・小 
十手 
慈允 
慈恩 
アーナンク 
鎮闘 
鷺牌(羅漢) 
五十四歩 
平安、初・弐・参・四・五 
糸洲のローハイ、初・弐・参  
青柳 
新生 
十六 
壮鎮 
二十四歩 
雲手 
白鳥 
八歩連
二十八歩

南派羅漢拳と白鶴門の支流拳法の形の集まりで整理されたもの。
ただし公相君は北派系。

南派や北派ってよくわかりません。
もち、中国拳法ですけど。
しょうがないから一つ書きます。

身法 

自然にしてまっすぐな姿勢で左足を横へ開き八の字となって両肩を沈め、
背筋を軽く引き上げ、胸を抱く様にし、両拳は両脚の前に並べる。

ということらしいです。
これを打ってる副隊長、難しいです。

だったら講座するなって・・・
副隊長のワンポイント空手講座その5

首里手の基本となる身法と技法


1、身法     貫気立式

2、主軸歩型   高架四六歩

3、歩法     中架式快歩

4、動作と技法  中拳活歩

5、呼吸     腹式耐息呼吸と呑吐呼吸

6、打法     直進拳と反動拳


意味は各自で考えてください。
副隊長のワンポイント空手講座その4

こっ-き【克己】
《名・自サ》〔意志の力で〕自分のためにならない欲望や邪念をおさえ、それにうちかつこと。
「―の精神」「―心」

「意地がでたら手を引け、手が出たら意地を引け」
争いの為に手が出ようとしたら闘う心を押さえよ、闘う心が先立ったら手を出さぬようにして
争いを避けよと言う意味。
武道をしている者が、感情を押さえ切れず、道筋をたたない行為や道理をかえりみない言動を
出してしまえば大変なことになります。
衝動的、欲望的になろうとしている自分自身を押さえ、己に打ち勝つことは難しいです。
自分自身に勝つ。
己の問題で己の中に負けたもう一人の己がいることに気付けば理性的に自分自身に勝つ心を
見つけることができるでしょう。
武道を知性的に活用し実力と自信を身に付け、物事を細部に渡って考え行動することを身に付ける。
そしたら、ほんの目の前の、その場限りの些細なことにとらわれないようになるでしょう。
武道は誤った使い方をすれば相手も傷つけるが、自分自身も身を滅ぼすこともあります。
技も正しく身につけることも大事ですが、心も物事に正しい道理を理解しることを身につけることが
大事ではないでしょうか。


打ってて胸が痛みます・・・
副隊長のワンポイント空手講座 その3

メール送信相手の居場所を知る方法

居場所を知りたい人へ下記のサイトからメールを送信するだけです。

まず、相手には、URLが書かれたメールが届く。

そして相手がそのURLをクリックすると、自分の携帯に相手の居場所が送信されてくるという便利なモノでおま。

ただし、相手の携帯が位置情報サービス(GPS)に対応していないと使えない。
例えば、iモードやJスカイに入っているということですわ。

また、相手がURLをクリックしなければ、居場所を知る事はできないという欠点はありますが。

ということで↓ここからどうぞ↓
http://www.kamiyoung.com/docoda/index.html

何が空手と関係あるか。

・・・

今回、副隊長は何も思い付きません。
何か考えてください。

本部が一番若い本部職員の管理に使うくらいですか。
副隊長のワンポイント空手講座  その2

相手の携帯番号を知る方法

用意する物
電卓1つ

まず電卓を相手に渡して、携帯番号の頭の3つ(090)を除いた上の4ケタを押してもらう

それに250を掛けてもらい、更に80を掛けてもらう

次に下4ケタを足してもらい、更にもう1回下4ケタを足してもらう

そこで、電卓を返してもらう

後は、こっそりと出ている数字を2で割れば、090より下の相手の携帯番号が分かります。

飲みに行った先や街で声をかけるなどで意中の人に「うまいこと」言ってやってもらい、電話して頑張る。
何を頑張るかって?
入門してもらい仲間を増やし、道場をにぎやかにすることです。
そうすれば、練習生も楽しくなり、またそこから人数も増えてにぎやかになっていく事でしょう。

くれぐれも間違ったことで使用してはいけません!
副隊長のワンポイント空手講座!!

0.3mmの薄さで強いのを誇る日本製の○○○○○。
破れるのでは?という心配で2枚重ねで使用すると安心という方がおられますが、絶対してはいけません。
材質のラテックス素材はかなり頑丈だが、同じ素材を擦り合わせると破れやすくなります。

過ちを犯してしまうと空手の練習どころではなくなり、稽古の間隔が開くと筋力も低下してしまいます。
キチンと道具を使用し正しい知識で物事を行えば過ちは防げるでしょう。
楽しい空手ライフを続けていくために。

以上、副隊長の「湾」ポイント空手講座でした。
<空手講座番外編>キング・オブ・ビースト
       ,、-──────-、  
       /             `ヽ、
     /                   \        
   /           
   /                       ,r-ト-、
  ,'                       f /⌒ヽ!
  ,'                       i L、-、ヽ\
  !                       `ー、 ) } \
  !                         `ゝf j  \
 .|                          '  ノ   \
  !              ,,、ノ∠,      ヽ、`ー'
  ヽ           ,,;彡'' / /        ヾ、ヽ
   i   、      /シイノ ,'´          '; i
   {    ヽ ー,ン ̄-''             i!|
    \_,r-rフヽ‐'´ '´ 、_               i! |  i
     |‐' ノ`'    '⌒ヽ-、,_     ヽ、    ノ |  ,'
     !   ̄ 〉      ,r-ノ    ̄``ヽ、  ヽ   /{ | / /
     \  (      /   ,,、ミ-‐''⌒! ヽ  i  / | | / / /
      \ ー‐‐'´,,、、ミッ‐',∠ノ ̄`!  !   | / | / / /
        \ 〈 r!=‐'´_,_//   /、  !   |  レ' / /
         `ヾ、ヾ \ ̄|~´   /   ノ  }   | //
            `ヾ、 ヽ└---'=M ノ  !  /! //  ,、-‐
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